Peace Day<Day2>ー講演会編ー報告

Peace Day(全3日)のDay2

 7月20日(土)に国立長崎原爆追悼祈念館内の研究室で2つの講演会を実施しました。

 一つ目の講話は、「Peace Dayと長崎の歴史」をテーマに監督である田中が講話をしました。
私たちが学ぶ長崎大学は、、1945年当時、実は三菱兵器工場(大橋工場)で魚雷を作っていた場所であることを皮切りに講話が始まった。私たちが学ぶ場所が、どのような場所であったのか、被害者としての側面だけはなく、別の側面からも考えた。その中で、このPeace Dayの価値を再確認をし、「私たちにできる平和の構築」について考える時間となりました。

被爆者の平均年齢が85.58歳(令和6年度)となり、来年、被爆から80年を迎えることを考えると、当時5〜6歳で被爆した人たちということになることを突きつけられた時、被爆者の思いをどのように繋いでいくのかを考えなければならない時期に来ているのではないかと皆で認識をしました。
その中で、平和とは「守る」ものではなく、平和を「つくっていく」のだとベクトルが合う講話だったと思います。

 二つ目の講話は、長崎大学核兵器廃絶センターの樋川和子 副センター長の講話である。「不拡散」と「廃絶」とは全く別の問題であり、さまざまなことが複雑に絡んでいるということをまずは知ることが大事だということを学びました。

樋川先生は、「仮に核兵器をなくすとなった場合、どのような手順が必要だと思うか」と、私たちに投げかけられました。実際に使用可能な兵器を、爆発させないように解体するにはどのようにするのか。兵器を解体してしまったという事実をどのように調査するのか、など、さまざまな問題を抱えています。その諸問題を解決しない限り、廃絶が難しいということを学びました。

 「平和」をテーマに、「歴史」「文化」「産業」「核兵器」など、さまざまなアクションがあることを学び、多角的な視野から「平和」について考える機会を作ることができたと思います。

 Peace DayのDay3に関しては、公的機関の後援、多くの企業様のご協賛をいただき、サッカー部として「アクション」を起こします。詳細は、近日中に、ホームページとメディアによって発信させていただきます。ぜひ、ご注目ください。

 なお、20日には、清掃活動を予定しておりましたが、本学のオープンキャンパスと日程が被っており、実施ができませんでしたので、7月27日(土)に実施いたします。