Peace Day(全3日)のDay1
(公財)長崎平和推進協会の国際部の活動に参加してきました。
今回は、チリ人留学生のシルビア・カミーラ・ガエテ・ラゴスさん(23)が国立長崎原爆死没者追悼祈念館で講演をされる予定でしたので、聴講させていただきました。
講演の中でラゴスさんは、「他者の痛み」を知り、共感することが重要だと訴えられていました。
ラゴスさんは動物の皮で作られた服やチリの伝統のキーホルダーのようなものを持って来られており、それを実際に私たちも触りながら、話を聞くことができました。紛争の話をされている中で、日本映画「ホタルの墓」の話があった。映画を見た当時、日本での出来事(歴史)を初めて知り、「絶対にこのような事は起きてはならない」と力強く話をされており、私たちの多くも共感しました。
これまで日本は苦しい時代背景から奮闘し、今の日本を築く事ができましたが、まだ世界の中にはさまざまな理由で傷つき、復興のために戦っている国が多くあることには驚きを隠すことができませんでした。今そして、自分たちが何不自由なく暮らせているのは当たり前ではないというメッセージも発信されていました。
また、別の角度から、戦争や紛争で「平和」が脅かされていることはもちろんですが、環境自然や貧困、性などの要因で、普段の日常の平和が失われることがあることを訴えられており、より現実的な部分での平和を築いていくことの難しさも実感しました。
私たち長崎大学サッカー部は、原爆という日本(長崎・広島)の歴史的事実を学ぶだけではなく、他国の情勢や他国の「当たり前」にも目を向け、広い視野で「平和」について学び、考えていくことを大切にしていきます。
Day2は、7月20日(土)です。
平和地区の清掃活動と「長崎大学と原爆と核兵器」をテーマに監督田中と核兵器廃絶研究センター樋川副センター長の講話が計画されています。